マンガンのおざなりなブログ

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広陵対花咲徳栄 勝敗予想

●両チームのここまでのスコア

広陵】初戦vs中京大中京:10-6 2回戦vs秀岳館:6-1 3回戦vs聖光学院:9-1 準々決勝vs仙台育英:10-4 準決勝vs天理:12-9

花咲徳栄】初戦vs開星:9-0 2回戦vs日本航空石川:9-3 3回戦vs前橋育英:9-4 準々決勝vs盛岡大付:10-1 準決勝vs東海大菅生:9-6

 正直予想が非常に難しいです。パッと見フィフティーフィフティー、互角だと思います。というか予想が簡単だったらわざわざブログの記事になんかせずにtwitterに”決勝は~勝ちと予想します。”って言って終わりにすればいいわけで
 何方向かから予想していきます。有利不利は勝つ確率の高さ低さみたいなニュアンスで言っています。

●先攻か?後攻か?

 両チームなんとここまで5試合全て先攻、先攻めで勝利してきました。これは9回、更に延長戦になるとはっきり後攻有利となる高校野球において少々驚くべきことだと思います。だいたい先攻と後攻だと後攻を選ぶのが通常のセオリーであり、後攻が有利とされているからです。実際、今日の準決勝の花咲徳栄も9回に同点に追いつかれサヨナラのピンチを招いていたのを見れば分かるのではないでしょうか。
 先攻を選択することについて広陵の山本投手(背番号10の子ですね)は「先に攻めて、点を取って貰う方が気持ち的に楽」と言っていたそうです。決勝でも両チーム先攻を選択したいと思っているでしょう(ここに来てここまで築いてきたルーティン、ここまでの戦い方を崩すのは愚策であるため)。
 しかし試合前のジャンケンで先攻を取った方が勝ちなんてことはないと思います。シャドウバースじゃあるまいし。先攻にはそれ相応のリスクが存在します。それは先ほど言った通り、9回ウラの守り、延長戦に持ち込まれた時。そして決勝戦であるので、先攻側が僅差のリードを保って9回ウラを迎えた場合、これまで以上の相当なプレッシャーが先攻側にはかかると思われます。そこを耐えきれるかが大きな賭けになるわけです。また、後攻でリードを保っていれば9回に追いつき、万が一追い越されてもそのウラに攻撃が残っているわけで、ちょっとばかしですがアドだと思います(まぁそれが”後攻有利”というセオリーの根拠に思える)。
 せっかくなのでもうちょっとだけ具体的に踏み込みます。まず「花咲徳栄が後攻となり9回ウラリードされるも、チャンスを作った場合」について。恐らくそうなると広陵は山本投手を投入してきます。この山本投手ですが、準々決勝仙台育英戦では6点差の無死一二塁という場面、準決勝天理戦では4点差の無死満塁とかいうこれまたムチャクチャな場面で、ブルペンでの投球練習も無しに登板し試合を終わらせている強心臓のサウスポーです。疲労は蓄積されているとはいえ、自信も深めていることでしょうし、決勝でもその経験はかなり生きるのではないでしょうか。一方で、「広陵が後攻になり9回ウラ僅差のビハインドでチャンスを作った場合」。恐らく背番号1の清水投手がマウンドにはいるでしょうが、初めて僅差で9回を迎えた準決勝東海大菅生戦では不運もあったとはいえ一度追いつかれています。そして更にこういうシチュエーションで響きそうなのは中村くんの存在です。この夏の甲子園のスターがもしこういうチャンスを迎えたとしたら逃がさないと思います。
 というわけで広陵先攻の場合:広陵有利 花咲徳栄先攻の場合:互角、と予想します。

花咲徳栄の先発とかとか

 投手運用については、まず花咲徳栄の先発に注目しています。というのも準決勝東海大菅生戦でこれまで通り先発した綱脇投手(背番号10のサイドハンド)がこれまでの試合とは明らかに異なり調子が良く無さそうだったからです。恐らくですが、準々決勝盛岡大附戦で調子が良く、想定より長く投げたことが疲労蓄積として響いたのではないかと。そこで準決勝で7回を投げ好投を見せた背番号1の清水投手を先発させる策も花咲徳栄の監督の頭の中にはあるのではないでしょうか。
 個人的には(これは筆者の勝手な想像ですが)綱脇投手をこれまで通り登板させ早めの継投、と言う形が一番花咲徳栄の(岩井監督の)取りそうな策であると思います(その心は、今までの積み重ね、という言葉を彼はしきりに強調しているから)。清水投手先発の場合、勝利する条件は清水投手が広陵打線を抑えこむほどの圧倒的な投球をすること。先発が綱脇投手の場合の条件は打ち込まれてリードを奪われても、3点差以内、4点差くらいに抑えること。
 ただ綱脇投手の疲労が溜まっている現状広陵打線に打ち込まれてしまうような気がします。これもなんとなくですが。広陵打線は初戦から投手の代わった直後に追加点を加える形、反撃されてもその代わった投手からダメ押し点を奪い逃げ切る形を今大会何度も作っています。ので、2,3点差ついたあたりで清水投手を送りこみ、追加点を奪われ、反撃するもダメを押され届かず花咲徳栄の敗戦……そんな展開も予想されます。
当然そういったリスク、というか予想を花咲徳栄はしていると思いますが、その上で清水投手をこれまでから変え先発に置くか、これまで通りの流れを貫くか、そこは賭けですね。どちらの策にもメリットデメリットがあるし、そこは本当に監督次第です。
 まぁいずれにしても2投手にとって大事なのは1つで、広陵打線の下位から上位へとチャンスを作り出し、3番の中村くんに回す流れを絶対に作らないこと。切るなら2番の吉岡くん。ここで切らないと自然と大量点に繋がってしまいます
 ちなみに僕の予想は綱脇先発だと広陵勝ち、清水先発だと花咲徳栄勝ち。

広陵の投手と花咲徳栄の打撃陣

 次に広陵の投手についてと、それに絡めて花咲徳栄の打撃陣について少し。
 平元投手が最後に良いピッチングをしたのは2回戦秀岳館戦。3回戦は中盤に捕まり山本投手の援護を仰ぎ、準々決勝からはリリーフ待機となりました。準決勝を見る限り、リリーフとして登板すれば、前に投げていた山本投手とのギャップでストレートが効果的になりますが、如何せんカーブ・スライダーが決まらない、キレがイマイチなため長いイニングになると捉えられる印象です。ただ一方の山本投手も中盤以降、右打者に踏み込まれ外の球を引っ張られることが多いので、2人でかわしていく必要があります。
 継投は先山本投手、救援で平元投手が入る今までの形になるのではないでしょうか。山本投手は元野手で、バッティングに期待できるというのが1つの要因。マウンドを降りた後野手として残しやすいし、再登板の経験も2度積んでいます。ただこちらは平元投手の試合前の調子次第で変わる可能性は十分あります(個人的には博打だと思いますが)。
 少し広陵の2投手、特に山本投手にとって助かるのは花咲徳栄は左打者が多いこと。よって、まず山本投手は右打者で注意すべき4番野村選手(大会打率なんと.500)の前にランナーをためないように丁寧に投げていけば5回を3~4失点にはまとめられると思います。 花咲徳栄が決勝用に右打者を使ってくる可能性はきわめて低いです。
 平元投手は変化球のキレにかかっています。準決勝では彼の武器であるカーブが抜けるシーンが目立っていたので。彼が本来のピッチングをすれば断然広陵に流れが傾きます。完封完投とかは期待できないと思いますが。

●守備とか小技

 これは広陵だと思います。今年いろいろなチームで守備のミスもとい事故が多発していますが、そのようなミスが全くといって良いほどみられません。中村捕手を中心にセンターラインが堅いです。また小技に関しても、ほとんどのバントを初球に決めるなどキッチリしている。花咲徳栄も守備は当然堅いですが、小技の印象はそこまでなく、どちらかというと打力でガッポリと決めてきたという印象。積極走塁が魅力と言って準決勝で暴走していたのとか怖い。

●いろいろなジンクス

0,両チームとも全試合先攻で勝ってきている(前述した通り)

1,広陵は夏3回準優勝で涙をのんでいる/埼玉県勢の優勝はない
 どっちも大正義決勝負けないマンの大阪桐蔭とかと当たったら負けそうなジンクスを持ってますねw

2,ここ2年花咲徳栄に勝ったところが優勝
 ここまで来たらそれはそうなんだよなぁ……

3,2011年以降の優勝校は関東勢と大阪桐蔭×2のみ
 大阪桐蔭頭おかC という話ではなくこれは花咲徳栄有利なデータですね

4,広陵が夏の決勝で負けた相手は全て公立校
 花咲徳栄は私立ですが、果たして……

5,島根の開星に勝ったチームは優勝
 2011日大三、2014大阪桐蔭と連続してますね。これも花咲徳栄有利なデータ。まぁ2010の仙台育英は優勝してないし…(あの9回2アウトからの落球の時ですね)

6,今大会、延長を制したチームの次の試合は…?

 第1日の1回戦津田学園(2回戦済美に負け)、第2日の1回戦明徳義塾(2回戦前橋育英に負け)、第10日3回戦明豊(ただし準々決勝で対戦した天理も延長戦を制して勝ち上がった)、第11日3回戦盛岡大附(準々決勝花咲徳栄に負け)
 これ案外あるんでは?と思ったけど例がここまでに5校しかないし、そのうち2つが直接当たってしまったしジンクスとしてはそこまで強くないですね

7,(おまけ)広陵が勝つと広島カープが負ける
 広陵が優勝するとDeNAが勝つらしい、やめて(ちな巨)

 

●まとめ

 花咲徳栄勝ちが大方の予想で、ぶっちゃけ前評判、戦力的には間違いないと思います。2枚看板にどこからも点を取れる打撃陣。清水くんに覚醒されたら正直花咲徳栄は負ける要素がありません。ただ、初戦の中京大中京戦も、2戦目の秀岳館戦も下馬評不利を言われながらも勝ち進んできた広陵の粘り強さ・試合巧者っぷりを侮ることは出来ません。中村奨成捕手の今大会の当たりっぷり・スター性は注目されているとはいえ、それを周りはよく生かせているのです。まぁ、あとは筆者自身の情を乗せてってことで逆張りします。広陵優勝と予想します。

 まぁ、予想なんで、外れても叩かないでください。

●追記

 終わってみれば花咲徳栄の圧勝でしたね…広陵は中盤から一気に点差をつけられ、持ち前の試合巧者っぷりがナリを潜め、守備がボロボロだったと・・・。まぁ準決勝までの試合を見ている人ならそんなチームではないことは分かっていると思います。
 広陵としてはまず初回でしたね。一死二三塁から4番の加川くんが空振り三振で、結果無得点。これが痛かった。後攻の不慣れさも少し出ていたでしょうか。中村くんの後もかなりキーになるとは思っていましたが、、。(あまり書きませんでしたが)あとは平元-山本の順に投げさせたのもよく分かりませんでした。平元くんは前日とそう変わらない状態に見えましたし。
 花咲徳栄は決勝までの試合と変わらない試合運びが出来ていたのではないでしょうか。嬉しい誤算は綱脇くんの好投といったところか。”今までの積み重ねを出し切る”戦前の監督の話通りの戦いぶりで優勝にふさわしかったと思います。