マンガンのおざなりなブログ

イベントの感想中心。他、声優とかアニメとか野球とか色々。

久しぶりにマジモンの鳥肌を立たせてしまった話

 昨日の話。時刻は深夜2時くらい。大学があるので早めに寝なければならないのだが、どうにも寝つけそうになかった僕は仕方なく真っ暗闇の中でスマートフォンを眺めていた。スマホで眺めていたのは「吉岡茉祐 お渡し会togetterまとめ」みたいなサイトの数々。今週末にまゆしぃとのサイン会があるため、そこで何を話すかを考える、というか予習をしていたのである。だがこんなオタクが過去何を話したかがまとめられているサイトを見たって、肝心の自分の話すことが決まるわけではなく。ただただお渡しで幸せな思いをしたのであろうまゆしぃオタクに対し羨ましさだけが募る。悩むなぁ……と思わず漏らしながら(ついでにtwitterで愚痴りながら)耳に突っ込んだイヤホン。何気なく流したのは、「t7s Re:Longing for summer」。

「t7s Re:Longing for summer」。C87(コミックマーケット87)にて777枚限定で発売され、それっきり原盤は一切再版されない、という幻のナナシス1stミ二アルバム「t7s Longing for summer」のiTunes配信バージョンである。iPhoneを使っていない僕はすっかり入手を諦めていたのだが、先日ナナシスのオタクのご厚意に甘えてちゃっかり頂いてしまった。

t7s.jp

【収録曲】

01.ハルノヘッドフォン / 春日部ハル

02.Star☆Glitter / セブンスシスターズ

03.PRIZM♪RIZM / WITCH NUMBER 4

04.AOZORA TRAIN / SiSH

05.オ・モ・イ アプローチ / NI+CORA

06.たいくつりぼん / サンボンリボン

07.ハルノヘッドフォン~Longing for summer~ / 春日部ハル

 今までナナシスのアプリを開くかライブ映像でしか聞くことの出来なかった5曲が収録されているこのアルバム。さぁとりあえず名曲ことPRIZM♪RIZMでも聴こうと思った僕だったが、何気なく目に入った「01.ハルノヘッドフォン」がふっと気にかかった。ハルノヘッドフォンなんて曲あったっけ?とか思いつつ、まぁこーいう初見のアルバムは1から聞くもんか、と最初から再生してみることにした。

 「ハルノヘッドフォン」はよくあるキャラのボイスドラマだった。話題が少し逸れるが、普段僕はCDの最後についているボイスドラマの類をほとんど聞かない。聞くことはないと断言しても良いだろう。その理由は普段の音源との接し方にある。勿論音楽のみに集中を傾けじっくりと聞くときもたまにある。が、僕が普段音源と接するのは移動中、散歩しているときや電車やバスに乗っているとき、もしくは勉強やレポート、twitterやブログ・読書といった作業をして何かしら進捗を生やしているときだ。twitterは進捗を生やすどころか奪っていくツールだがまぁこの際どうでもいい。即ち僕にとって音楽は作業用BGMなのである。
 しかしBGMであるといいつつも聞き流し全く頭に入っていないわけではない。作業中であっても流している音楽に時折耳を傾け、好きなメロディーを噛みしめたいし、時には、ホントに時にはではあるがブチ上がってノリノリになってしまう。んー何を言いたいか伝わりづらいかもしれないが、僕の中で作業と音楽、もしくは移動と音楽はとても良いバランスを保ってこれまでの人生過ごしてきた、ということを言いたい。
 この音楽がボイスドラマだったりキャラの話し声になると話が変わってくる。話や言葉をしっかり聞きたいから、作業中であっても集中力のベクトルをそちらに傾けないといけない。これだと作業用BGMではなくなる。だから普段、僕は自然とボイスドラマの類を敬遠してしまっているのである。

 はぁ。話を戻そう。ボイスドラマだと分からず「ハルノヘッドフォン」の再生ボタンを押してしまった僕ではあったが、まぁ作業も今は特段していないしたまには良いか、ということで聞き始めた。

ここからネタバレ満載でいこうと思う。ネタバレ食らいたくないよ!みたいな人は気をつけて……。正直、もし聞いたことがない人はブラウザバックで良いと思う、一度まっさらな気持ちで聞いてみて欲しいから。あ、まぁ怖いものみたさで見たい人は見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 季節は夏。作品の主人公である高校1年生のアイドル春日部ハル、彼女の夏休みのある1日のお話である。

 「ふぁぁぁ~。やっぱり夏は灼熱のスタジオレッスン!帰ってきてサッパリシャワー。あがったら、メロンソーダと~、最後に扇風機の四連コンボでござるよ~」
といったハルの台詞から話はハジマル。ハジマルはWUGの島田真夢ちゃんのキャラソンだった、始まる。バックにはナナシスのアプリを遊んでいればストーリーとかでよく流れてくるお馴染みのBGMに、セミの鳴き声。ハルがなんだかんだ言っている中扇風機がつき、イヤホンから流れてくる音だけで真夏の季節を強く感じさせてくる。ちなみにハルの語尾がござるなのはナナシス初期のハルの仕様らしい。だーみなこと篠田みなみさんの声がとても聞きやすくて可愛くて良い。

 「今日も元気にレッスン頑張りましたぁ~ムニャムニャ……(中略)……は!私寝てた?寝てたよね!今日こそ夏休みの宿題やるんだって、夕方からムスビちゃんと図書館で勉強するんだって、約束したんだから~。立って~机に向うのだ、頑張って!ハル!」
 ここら辺はロクに聞いていなかった(今聞き直した)。

 「あれぇ~数学の参考書どこだっけ~。んん……あっれぇ、なんでないのぉ~。ムスビちゃん、『ハル、今日こそは絶対予習してきてよね。予習・復習・反復練習。3つ合わせて初めて勉強ですからね』って言ってたからなぁ…予習やっとかないと怒られちゃうよ……」
 ハル(というか篠田みなみさん)のムスビ(高田憂希さん)の声真似がクッソ似ていて面白くて笑ってたような気がする。

 「あ!昨日の夜勉強道具は学校の鞄じゃなくて、あっちのぉ!……あれ?これって、プレゼント!?なんだろう……(中略)……ん?メッセージカードついてんじゃん!なになに~支配人よりぃぃぃぃぃ!?」
 ハルは常にテンションが高く保たれている。中略の中でハルのお父さんの誕生日が4月という謎情報が出てきたのですがこれはどこか今後役に立つものなのか知りたい。

 「ええええええちょっと待ってなになになに!?そういうのじゃ、ないよね!?支配人さん、そういうの、しないよね!?ちょっと待って、ハル!待つでござるよ!ハルゥゥゥゥゥゥ……」
 ラブレターと勘違いしちゃってるハル。ちなみに、支配人はアイマスでいうプロデューサーみたいなのを想像して貰えれば良いです。厳密に言うと違うんだけど。あ、あと語尾ござるが再発動。

 「(中略)さぁ、いざ、オープン!……ん?ヘッドフォンと、丸くて、銀色の……なんだろう、これ?ひとつは厚くて、もうひとつは薄くて、どら焼きみたいな……機械だよね?それにこのヘッドフォン、古いって言うか、大きいって言うか、なんか長い線みたいなコードついてるし、このコードにデータはいってるのかな……。」
 ナナシスの舞台は2034年。ヘッドフォンもCDプレイヤーもないみたいです。

 「ん?何か書いてある。えっと、ろんぐ、いんぐ、ふぉー、すまー。サマーか!えへへ。えっとぉ……長い、夏?で良いのかなぁ。夏って、まぁ今は夏ですけど!それで現在進行形?……訳わかんなくなってきた……。」
 Longing Summerです。高1だろハルちゃん……summerとing形くらいちゃんと読んでくれ……流石にアホすぎでしょ……w えへへ。が可愛いので許すけど。許しちゃうけど。

 「お?またメッセージカード!(中略)……何々……『これは古い機械で、CDプレイヤーというものです。データに慣れ親しんだ君たちは知らないかもだけど、音楽が聴けるものです。』音楽が入ってるの?使い方は……(中略)……コードを繋いで、プレイ!を押す。んー、これでいいのかな、スイッチは点灯してるし、、ん~支配人さんめ~、ややこしいものを~~。あっ」

 

 

 あっ。

 

 

 僕は所在なく持っていたスマホを思わず取り落とした。そこで流れてきたのはStar☆Glitterだった。

 僕が多分初めて、ナナシスというコンテンツの本気を見せられた瞬間だった。

 この衝撃と興奮を言葉にして伝えるのはとてもとても難しい。まぁ言ってしまえば、このアルバムは、アルバム全体通して一連のストーリーになっていたのである。
 トラックとトラックの切り替えはあまりにも自然。本当に、本当に、突然CDプレイヤーのスイッチが入って、伝説のアイドルセブンスシスターズの曲が流れてきたようだった。鳥肌が立った。止まらなかった。

 そしてとめどなく流れてくるPRIZM☆RIZM。AOZORA TRAIN。オモイ・アプローチ。たいくつりぼん。ひとつひとつの楽曲から、野心と、そして777☆SISTERSの魅力が溢れてくる。一連のストーリー仕立てで聞くと、ここまで初々しく、そしてまだまだ底知れないといった感じの12人の歌声になるのかと思った。取り落としたスマホの電源はとっくに切れていたが、耳の中に流れる12人の歌声は輝きをやめることを知らなかった。

 最後。「ハルノヘッドフォン~Longing for summer~」。曲が終わり最後にはまたもやドラマパート。Star☆Glitterのメッセージは「何度だってどこにだって君に会いにゆくから」。そして支配人からの「これからずっと時が経っても君たちの歌った歌はずっと残る」。そんなことが支配人から、セブンスシスターズから春日部ハルに受け継がれる瞬間。そしてハルのこれからへの決意。そういったものを一気に感じて涙をこらえきれなかった。

 最後の最後にムスビちゃんから電話がかかってくるのもなんか良い。勘だけど、ムスビもこのCD聞いて勉強忘れてるんじゃないかな。決意を新たにしてるんじゃないかな。そんなこと考えるとちょっとほっこりする。

 

 

 

 ナナシスのストーリー進めようかな。

 

 ではさようなら。